海外ゲーマーが思うRPGジャンルの差異 その2

以前私が日本と海外ゲーマーのRPGに対する価値観の違いについて記事にしたのですが、その後、面白い進展があったのでご紹介します。

今回は、Mass Effectを開発したBioware社のGreg Zeschuk氏の発言、
BioWare「J-RPGの下降は進化の不足が原因、未だに同じ体験しかできない」
という記事について、ここ数週間で様々な議論が飛び交っています。

私はこの記事に対して、その"進化"と呼ばれるものがアクションやFPSなどの違うジャンルに介入するものであれば、それは間違った進化だと思うし、いっそのこと進化という意味が定まるまで現状維持でも良いのではないかと思っています。アクションゲームやTPSで今までやってきたものをRPGに取り入れて、それが本当に進化と言えるものなのでしょうか。

今回は上記の記事に対して海外ユーザーの反応に関心させられました。
BioWareの「JRPGは進化が不足している」発言、海外ユーザーの反応は…

Game*Sparkの記者が上手くフォーラムから抜き出してくれた一部の意見についての記事なのですが、"RPGの基盤を抜き取ってサードパーソンシューターに向かっている"や、"デモンズソウルはJRPGというよりむしろWRPGに当てはまる"など、JRPGとWRPG∽ARPGについて違った見方で言及している意見も見られ、海外ユーザーの大衆がRPGというジャンルで一括りにせずに、それぞれの良さがある事を理解してくれているのには驚きです。

そして次の記事、こちらはファミ通.comさんから。
Mass Expect/大衆の望むもの

Jason Brookes氏が「Mass Effect 2」について書かれたコラムです。
後半に今回の議論について、Jason Brookes氏自身が感じている事について論述されています。

「すべてのジャンルが広義のアクションに近づいていくのが欧米のトレンドだ」

前から言われていましたが、この発言こそが今後のゲーム業界の将来性なのかもしれません。世界で売れるゲームを目指すなら、アクションゲームを作るのが一番の近道だ、と。

しかし、スクエニのFFXIIIは敢えてそれを否定し、日本の定義であるJRPGを各国に向けて販売したのには大きな意味があると思います。FF10でレベルの概念を捨て、フィールドでは操作キャラの後ろに仲間がついていかないといけないお約束を、ナンバリングを踏みながら見事打破しています。(今回のFFXIIIでは、操作キャラ以外の仲間キャラが、自分の意思を持ってフィールドを各自探索するシステムになっています。)

RPGの進化が止まっているのはJRPGだけじゃない、WRPGにも同じことが言える。
海外産のRPGが絶賛されている中で、こういった意見を持つ海外ユーザーも沢山いることに今回は驚きを隠せませんでした。RPGも一括りにせずに、各国で築いてきた特徴を活かしながら多様性のある進化をしてほしいです。

それにしても、Jason Brookes氏はユーモアがあって面白い方ですね。

The following two tabs change content below.

Napnak(ナップナック)

ミステリーADV、ハクスラ、ローグライク大好き人間。 現在はグラブル、エピックセブン、AFKアリーナをメインにプレイ中。過去にRO / アラド戦記 / FF11 / FF14 / パンヤ / PoE / LoV3 をガッツリ遊んでたのでそこらへんの思い出も語れます。